夏休み間近ということで
私のお気に入りの本を
ご紹介します!
「エイラ 地上の旅人」
3万5千年前
地震によって孤児となり
ネアンデルタール人に
拾われ、育てられた
クロマニヨン人の少女
エイラの愛と冒険の物語です。
出会いは友人からの薦め。
どハマリしました。
主人公のエイラに自分を重ねると同時に
あこがれています。
自分の属する共同体全員を
地震により失い
たったひとり
危険な荒野をさまよい歩き
見た目も考え方も
言語の概念さえも
全く異なる種族に助けられます。
(例えるなら日本人が誰ひとりいなくなった世界で
アフリカにたどり着くような。)
何もかもが違う世界で
理不尽とも思える辛い日々を送りながらも
力強く生きていきます。
そんな日々の中で大切にしているのは
自分を愛してくれた人たちからの教え。
特に尊敬している師からの言葉。
「強い力を持つ者には試練が多い。
しかしいつでもその価値がある。
困難にふさわしい贈り物が与えられる。」
ツラいことはツラいと受け止めた上で
ネガティブな出来事に意味を見いだす。
これはポジティブ心理学でも
大切にしている考え方です。
この言葉が示すとおり
エイラには困難の連続です。
この世界の人でしか体験しないこともあれば
現代にも通じる悩みも多くあります。
(特に人間関係)
ラブロマンスも満載です。
(ハーレクインのよう・・・と例える人も)
学術的な考証もきちんとされているので
人類の歴史の勉強にも
人生の勉強にもなります。
幅広い年代の方が楽しめる物語ですが
特に悩み多き思春期におすすめです!
画像がある範囲で一番初期の作品を
載せておきます。
一冊の幅が5cmほどある上に超大作なため
時間をたっぷりとれる長期休みの時にどうぞ♪↓
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