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哲学対話、初体験

哲学カフェ、初体験してきました!

興味はあるものの、雰囲気がわからないので

かなりドキドキ。

  

会場も初めての場所なので

迷わずにたどり着けるかドキドキ。

迷いやすいところには

方向を示してくれる案内板が必ずあり

方向オンチの私でも無事到着。

 

たどり着いたものの

どうしていいかわからずウロウロしていると

優しいオジサマが各テーマの説明や 

休憩室を案内してくれました。

 

参加したいテーマの時間まで一休み。

 

絵本「ぼくを探しに」を題材にして

対話しました。

 

参加者が5人と小規模だったので

初心者の私は参加しやすかったです。

 

哲学対話のルール

(自分の考えを言っても言わなくてもいいこと

 他者の意見を否定しないこと など)

について説明していただいた後

これまた優しい進行役の方の

絵本の朗読からスタート。

 

絵本について感じたことを

それぞれが発言する中で

いろいろなテーマが出てきます。

 

足りないってなんだろう?

完璧ってなんだろう?

自分って?世界って?・・・etc.

 

ひとつのテーマについて深く考えていくと

自分がいろいろな思い込みを持っていることに

気づきます。

 

自分には何かが足りないと思っているけれど

足りない状態も含めて完璧な「自分」である

 

これが私の中から出てきた答えでした。

ちょっと泣けてきました。

 

親も含めて他者から否定されることが多かった

子ども時代からの思い込み。

生まれた時から

私は私のままで

充分完璧な存在だったのに。

 

今足りていないところは

これから成長していく余地があるということだし

足りないということはどこかに突起があって

それが人や世界とつながっていくために

必要なことだし。

そもそも足りないって

そう見える人がいるというだけのこと。

 

自分の言葉に耳を傾けてくれる人がいて

共感したり

違う意見に刺激を受けたり。

お互いを尊重できるって

なんて居心地がいいのだろう。

とても心が満たされ

癒される貴重な体験でした。

 

ぼくを探しに」、名作だと思うのに

最近は図書館でも見つけるのが難しいそう。

手にできる機会があったら

ぜひ読んでみてほしいです。