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断捨離と完璧主義

断捨離やミニマリストなど

持たない暮らしに幸せを感じる人が増えています。

 

断捨離はもともと仏教用語で

物だけでなく人にも共通する考え方です。

多くの人にこの考え方が受け容れられたのは

自分の価値観を大切にして生きることが

気持ちいいと気づいたからだと思います。

 

物や人を断捨離しようとすれば

「自分にとって本当に大切なものは何か」

と考えることになります。

どんどんと突き詰めていくと

最後に残るのはとてもシンプルな事実です。

「本当に大切なものだけあれば幸せ」

 

それと対極にあるのが完璧主義かもしれません。

私も以前は完璧主義でした。

完璧主義者は

自分にとって何が大切かがよくわかっていないから

優先順位が決められなくて

すべてに全力を注ぐしかなくなっているのではないか

と思うようになりました。

 

人はすべてを完璧に行うことは難しく

どこかが抜け落ちてしまいます。

 

私はある一言で目が覚めました。

「完璧だと思ってるのは自分だけ」

自分では完璧に仕上げたつもりでも

それは相手の求める完璧ではないこともあるし

抜け落ちたところは誰かがフォローしていることもある。

 

自分が完璧ではないと気づくこと。

その先に感謝と思いやりが生まれます。

誰かに支えられていることに感謝できると

誰かを支えられるようになりたいと思い

気持ちのいい循環が生まれます。

 

自分の大切なものを見つめる「断捨離」を続けていくと

考え方がシンプルになり

余計な力を抜いて生きられるようになります。

その余裕も思いやりにつながっていくのかもしれませんね。